Steam Deckは携帯型PCとして完成度が高い一方で、
使い続けるとストレージ不足に悩まされやすい端末です。
特に内蔵SSDの容量が小さいモデルでは、
数本の大型ゲームを入れただけで空き容量が急激に減ります。
本記事ではSteam Deckのストレージ構成を
正しく理解したうえで容量不足を防ぐための
整理と移動の具体手順を解説します。
Steam Deckで容量不足が起きやすい理由
Steam Deckはゲーム本体だけでなくキャッシュや
互換性データも内部に蓄積します。
さらにアップデートやMOD導入を重ねることで、
知らないうちに内蔵SSDが圧迫されていきます。
容量不足が進行するとゲームのインストールが
できないだけでなく動作不安定や不具合の
原因になることもあります。
そのため定期的なストレージ管理が
非常に重要になります。
まず最初にやるべきストレージ使用状況の確認手順
最初に現在の使用状況を把握します。
Steamボタンを押して設定を開きます。
設定画面からストレージを選択します。
ここで内蔵SSDとSDカードそれぞれの
使用容量と空き容量が表示されます。
もちろんSDカードを入れてなければ
内蔵SSDの表示だけになります。
どちらがどれだけ圧迫されているかを、
必ず確認してから次の作業に進みます。
Steam Deckのストレージ構成を正しく理解する
Steam Deckのストレージは
内蔵SSDとSDカードの2系統で運用できます。
内蔵SSDはシステムや高速な読み込みを
必要とする処理に向いています。
SDカードはゲームの保存先として
公式に対応しており多くのタイトルを
問題なく動かせます。
この2つを役割分担させることが、
容量不足を防ぐ基本になります。
内蔵SSDに残すべきデータの判断基準
内蔵SSDには常に余裕を持たせておくことが重要。
内蔵SSDに残すべきなのは、
頻繁に遊ぶゲームやロード時間を
短縮したいタイトルです。
またシステム関連データがあるため、
空き容量を極端に減らさないことが
安定動作につながります。
SDカードへ移動すべきゲームの見極め方
SDカードへ移動するのに向いているのは、
容量が大きく最近あまり遊んでいないゲームです。
また多少ロードが長くなっても
問題ないジャンルのゲームは、
SDカード運用に適しています。
こうしたタイトルを移動することで、
内蔵SSDの空きを大きく確保できます。
ゲームを内蔵SSDからSDカードへ移動する具体手順
ゲームの移動は再ダウンロード不要で行えます。
設定からストレージを開きます。
一覧から移動したいゲームを選択します。
移動を選び保存先としてSDカードを指定します。
これだけでゲームデータは安全にSDカードへ移動されます。
SDカードを保存先として設定する手順
今後の容量不足を防ぐため
新規インストール時の保存先も見直します。
ストレージ設定からデフォルトの
インストール先をSDカードに変更します。
これにより新しく入れるゲームは
自動的にSDカードへ保存されます。
内蔵SSDを圧迫しにくい運用が可能になります。
不要なゲームを安全に削除する手順
遊ばなくなったゲームは、
アンインストールで整理します。
ゲームライブラリから対象ゲームを選び、
アンインストールを実行します。
ファイルを手動で削除する方法は、
トラブルの原因になるため推奨されません。
必ず公式のアンインストール手順を使います。
ストレージ整理でやってはいけないこと
システム領域に手を加える行為は、
不具合の原因になります。
内蔵SSDの空き容量を、
ほぼ0まで使い切る運用も避けるべきです。
またSDカードを抜いたまま起動すると、
ゲームが見つからなくなることがあります。
基本的なルールを守ることが安定性につながります。
ストレージ管理を安定させる運用ルール
内蔵SSDには常に余白を残す意識を持ちます。
SDカードはゲーム専用として使うのが理想です。
定期的にストレージ使用状況を確認し、
早めに整理することでトラブルを防げます。
まとめ
Steam Deckの容量不足は
仕組みを理解すれば防げます。
内蔵SSDとSDカードを正しく使い分けることで、
快適な環境を長く維持できます。
次の記事ではSDカードの選び方や
おすすめ製品について詳しく解説します。