Steam Deckは初期設定のままでも遊べます。
しかし設定を見直すことで
快適さが大きく変わります。
特に最初の設定次第で
重く感じる・通信が不安定になる・
操作が遅れるといった不満を減らせます。
今回は購入後にまず見直すと
効果が出やすいSteam Deckの設定を
具体的な設定例を用いて解説します。
Steam Deckの設定を見直す前に知るべき事
最初に理解しておくべき点があります。
すべての設定を細かく
調整する必要はありません。
初心者が触るべき設定は限られています。
目的は次の4つです。
動作の安定性確保
バッテリー消費軽減
通信トラブルを避ける
操作を快適にする、です。
まず最初に変更したい基本設定
最初にやること。
電源と画面まわりの設定を整えます。
初期状態では使用環境によっては
明るさや電力設定が過剰な
場合があるからです。
設定メニューから
ディスプレイ設定を開きます。
画面の明るさを使用環境に
合わせながら下げます。
屋内での使用が中心であれば
明るさをやや控えめにするだけでも。
バッテリー消費が抑えられる
傾向にあります。
次はスリープ設定を確認します。
短時間でスリープに入る設定にすると
放置時の無駄な電力消費を減らせます。
パフォーマンスを安定させる設定
フレームレート上限を設定します。
常に最大性能で動作させると
発熱や消費電力が増えやすく、
ゲームによっては安定性が
下がることがあるためです。
クイック設定を開きます。
パフォーマンス設定に進み、
フレームレート上限を30や40に設定します。
多くのゲームではこの設定でも
十分な操作感が得られます。
結果としてファン音や発熱が
抑えられていきます。
バッテリー持ちを良くする設定
消費電力を意識した設定にします。
Steam Deckは高性能なため、
設定次第で消費電力に
大きな差が出るからです。
外出先で使う場合は消費電力を考え
フレームレートと画面の明るさも
控えめにします。
これだけでも連続プレイ時間が
伸びやすくなります。
Wi-Fi設定で安定性を高める
可能な範囲で安定したWi-Fi環境を使います。
ダウンロードの失敗やオンラインプレイ中の
遅延は通信環境に左右されることが
多いからです。
ルーターが対応している場合は
5GHz帯のWi-Fiに接続します。
ただし距離が離れている場合や
壁が多い環境では2.4GHzの方が
安定することもあります。
環境に応じて実際に安定する方を
選ぶのが現実的です。
Bluetooth設定の考え方
Bluetooth機器の接続数を
必要最小限にします。
使用機器や環境によっては遅延や
接続不安定が起きることがあるためです。
Bluetoothイヤホンを使う場合、
コントローラーは有線にします。
逆にワイヤレスコントローラーを使うなら
音声は本体スピーカーや
有線イヤホンにします。
すべての環境で問題が起きるわけでは
ありませんが遅延が気になる場合の
対処として有効です。
有線接続を使うメリット
安定性が必要な場面では有線接続を検討します。
通信と入力の安定性は有線接続の方が
確実な場合が多いからです。
USB-Cハブやドックを使用し
LANケーブルを接続します。
これによりダウンロード速度が安定しやすくなります。
またキーボードやマウスを有線で接続すると
デスクトップモードでの操作が快適になります。
ゲームを快適にするための設定
ゲームごとに設定を調整します。
すべてのゲームに同じ設定が最適とは限らないからです。
動作が重く感じた場合は解像度を下げて
描画品質を中か低にします。
Steam Deckは画面サイズが小さいため
画質を下げても違和感が少ないことが多く。
安定性の向上を体感しやすいです。
設定でよくある失敗と注意点
一度に多くの設定を変更することは避けましょう。
不具合が出た際に原因を特定しにくくなるからです。
1項目変更したら必ず一度プレイし、
問題がなければ次に進みます。
トラブルが出た場合設定を元に戻すことで
改善するケースがほとんどです。
まとめ
Steam Deckの設定は最初に基本を整えるだけで
使い心地が大きく変わります。
①基本設定
②パフォーマンス調整
③Wi-FiとBluetooth
④必要に応じた有線接続
この順番で見直すと良いと思います。
Steam Deckは携帯機としても
据え置き機としてもより扱いやすいデバイスになります。