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Steam Deckで重いゲームを快適に動かす設定調整ガイド|fps低下と発熱を抑える実践手順

Steam Deck対応と書かれていても、
実際に遊ぶと重いと感じるゲームは
少なくありません。
フレームレートが安定しない。
カクつきが気になる。
発熱やファン音が大きい。
こうした問題は性能不足ではなく
設定の噛み合わせが原因であるケースが多いです。
この記事ではSteam Deckでゲームが重いと感じた時に
どこから設定を見直せばいいのかを
初心者でも順番通り試せる形で解説します。

まず理解しておくべきことは、
重い原因は大きく3つしかないという点です。
①GPU負荷
画質設定が高すぎると描画が追いつきません。
②CPU負荷
オブジェクト数や物理演算が多いゲームで発生します。
③メモリ帯域
一瞬止まるようなカクつきはこれが原因です。
原因を切り分けることで触るべき設定が明確になります。

設定を変える前にまずゲームの重さを確認します。
常にカクつくのか。
一瞬だけ止まるのか。
場面によって重くなるのか。
常に重い場合はGPU負荷が高い可能性が高いです。
一瞬止まる場合はCPUやメモリが原因です。
この確認をせずに設定を弄ると、
効果が分からなくなります。

重いゲームで最優先で調整すべき設定は?

フレームレート制限です。
デフォルトは90FPS設定ですが
落とすなら40~60FPSあたりがオススメです。
fpsを落とすと発熱と消費電力が大きく下がります。
よくある普通のモニターだと60FPSなので
まず落とすなら60fpsあたりからでしょう。

TDP設定

※10Wに設定で圧倒的に良いです※
TDPとはCPUやGPUが消費する電力と
発生する熱量の目安です。
Steam Deckでは初期状態で
TDP制限はかかっておらず、
ゲームに応じて自動で電力が使われます。
そのため負荷が高い場面では消費電力が増え、
発熱やファン音が大きくなることがあります。
TDP制限を有効にして10W前後に設定すると、
発熱とファン音が抑えられ
バッテリー持ちも改善します。
多くのゲームでは10W設定でも
体感性能は大きく変わらず、
動作が安定するケースもあります。
TDPはクイックアクセスメニューの
パフォーマンス設定からTDP制限を
有効にして調整します。

ゲーム側の設定で最優先で落とすべき項目

影の品質・草や木などの密度・描画距離
これらは見た目の変化が少ない割に、
負荷が非常に高い設定です。
逆にテクスチャ品質は、
多少高くても影響が少ない場合があります。
すべてを下げるのではなく、
効く所だけを下げるのがコツです。

ここまで調整しても重い場合

そのゲームはSteam Deckでプレイするのに
向いていない可能性があります。
すべてのゲームを無理に
快適化しようとしないことも重要です。
重いゲームを無理に動かすより、
相性の良いゲームを選ぶ方が
満足度は高くなります。
どこまで頑張っても推奨スペックでは
無いゲームは無理な場合があるので
買う前に調べておきましょう。

結論

Steam Deckで重いゲームを快適に動かすには、
設定を闇雲に触らないことが重要です。
原因を切り分け、フレームレート、
リフレッシュレート、TDP、
画質設定の順で調整します。
初期設定は土台で
重い時の調整が本番です。
この記事の手順に沿って試せば、
Steam Deckでの快適さは確実に改善します。